大衆の反逆のイメージ

哲学書

『大衆の反逆』(オルテガ・イ・ガゼット)を読んで自分を尖らせる

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こんにちは、ゆういちです

 

今回ご紹介する『大衆の反逆』は、

「大衆」というものを痛烈に批判するんですね。

 

 

僕なんかはもちろん大衆なわけなので、

読む前は非常に恐かったです。

 

・・・こw

 

「どれくらい酷いことを言われるのかな?」

「自分の最低な部分に向き合わされるかも」

そんな風に思っていました。

 

ですが、読み進めていくうちに

 

「自分はこうあるべきだ」

「自分は人生で気高く生きたい」

 

と、逆に励まされてしまいました。

 

 

あなたがもし、ヘラヘラ笑っているだけの人生で、

 

冷静に考えたら何が面白いのかわからないような

ハリボテのような楽しさから抜け出し、

 

 

自分の人生に向き合いたいのなら

『大衆の反逆』をぜひ一読してほしいです。

 

『大衆の反逆』

 

ホントにおすすめ

 

その理由を、これからお伝えしようと
思います。

少し長くなりますが、最後までお付き合いくださいね。

それでは、はじめましょう!

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オルテガの思想の背景にある個人と社会とは

何かを知ろうとしている女性

 

オルテガは1883年に生まれ1955年に亡くなっています。

 

この頃の時代は、

 

オルテガ以外にも、多くの識者が大衆文化について

警報を唱えていた時期でもあったようです。

 

 

この背景には1789年〜1799年にフランスで起こった

「フランス革命」が大きく関係しているようです。

 

でも、

 

80年も時期が違っていながら、

オルテガたちの主張とフランス革命がどのように

関係していたのでしょうか?

 

なんだろう?

 

フランス革命以前は絶対君主制時代といわれ

王が絶対的な権力を有した封建的な体制にありました。

 

 

僕たちはこの頃の様子を見聞きするとき、

一般市民が虐げられて苦しんだ時代だと思っています。

 

 

そして、貴族の贅沢な暮らしぶりに怒った民衆が

ベルサイユ宮殿に詰めかけてマリーアントワネットなど

をギロチンにかけたというようなイメージを持っています。

 

 

この革命以降、腐敗した王侯貴族の政治を市民の手に取り戻し、

近代国家体制が始まったとされています。

 

しかし、この解釈がもし間違っていたら?

 

ガーーーーン

 

僕の解釈でのオルテガの主張では、

 

 

ポイント

●何百年も培われてきた統治の術

●芸術や文化や学問などの高尚なもの

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これらは大衆では扱えないものだとしています。

 

 

 

大衆が携わることによって、

それまで何年も守られてきた伝統が、

 

後世に伝えられなくなってしまうことを

オルテガは憂いているかのようでした。

 

 

「慢心しきったお坊ちゃん」の時代!?

お坊ちゃん

オルテガが大衆について要約する際には

「慢心しきったお坊ちゃん」と表現しました。

 

 

そして、

 

 

第一に、

「大衆人は、生は容易であり、あり余るほど豊かであり、

悲劇的な限界を持っていないという感じを抱いている」

 

 

 

第二に、

「支配と勝利の実感が、彼(大衆人)にあるがままの自分を

肯定させ、自分の道徳的、知的資産は立派で完璧であるという

ふうに考えさせる」

 

 

第三に、

「直接行動」の方法に従って強行しようとする
(あんまり考えていないということ)

 

と大衆人の特徴をまとめています。

 

 

これらの態度は芸術や文化を廃れさせ

野蛮性を持つと主張しています。

 

 

それはゆくゆくは国家を壊滅させてしまうもの

なのだと言っています。

 

 

 

このような、努力することなく権利を得ただけでなく

それに疑問を抱くことなく消耗するだけの態度を

オルテガは堕落と呼びました。

 

 

そして、

 

「堕落者は生きた自殺者である」

 

としています。

 

 

さきほどお話ししたような内容で、

僕はフランス革命のことを学んできましたから、

 

 

そもそも民主化に対して、手放しで喜んでいない人が

存在していたことが衝撃的でした。

 

 

オルテガがいうような大衆人が、

その能力の低さを見誤ってそれまでの支配者に

取って代わってしまったら、と考えると

 

 

むしろ怖いことなのかもしれないと感じました。

 

 

日本もちょうど戦後80年を過ぎて

黄昏る老人

フランス革命からおよそ80年後にオルテガが生まれ、

おそらく100年経過時には活動をしていたと考えると、

 

 

日本もちょうど、戦後から同じ時期に差し掛かります。

 

 

確かに日本でも、明治のころから華族や貴族がいて、

衆議院と貴族院がありましたね。

 

 

それが戦後に解体され、

民主主義が行われるようになりました。

 

 

それから日本は、

 

どれだけ伝統を失ったのでしょうか?

どれくらいの文化が消えていったのでしょう?

 

 

もしかしたら、

オルテガの主張の通りになっているのかもしれません。

 

さらに、

 

オルテガが無くなって100年以上経ちますが、

オルテガが望むような社会にはなっていません。

 

 

おそらく日本も同じ道を歩むのだろうと思います。

 

 

そのような似た時代背景を持つ現代の日本で、

 

『大衆の反逆』を読むことによって、

 

 

僕たちがどのように生きるべきかの教訓を与えてくれて、

備えを得られるかもしれないと感じました。

 

 

もちろん、僕の解釈により話が飛躍してしまったかも

しれないのですけれど、

 

多くの人にとって、もちろん僕にとりましても

 

【気高く生きるというような指針】を

『大衆の反逆』によって得られるのではないかと思いました。

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